展示会に向けて撮影を行いました!
11月に開催される家具見本市『IFFT/インテリアライフスタイル リビング』に向けて、本日はメインビジュアルとなる写真撮影を行いました。
大分のモノづくりの息遣いと職人の技を感じられるような手元写真を撮るべく、モデルは職人歴45年の高野家具製作所・高野二郎さん、撮影はNHK大分放送局の写真コーナーで講師を務めるなど、県内を中心に活躍されているプロカメラマン・タケウチトモユキさんにお願いいたしました。
暑い中ご協力いただきまして、誠にありがとうございました!
5~6種類の砥石を使用して丹念に鉋刃を研ぐ高野さん。
鉋掛けをする手元の写真は丁度良いタイミングが難しく、その都度調節をして時間をかけて行われました。
撮影中に高野さんが取り出したのは、『鉇(ヤリガンナ)』という室町時代以前に使われていた鉋。
名称通り槍のような形をしており、現在よく見かける台鉋が使われる以前は、この鉇(ヤリガンナ)を使用して木材の仕上げをしていたそうです。
機械化が進み職人が減っていく中、鉇(ヤリガンナ)を扱える人はもうそうそういらっしゃらないとか。
鉋でさえも電動式が主流となっている時代で、大変貴重な技を目の当たりにでき嬉しい反面、知らず知らずのうちに失われていく職人技や道具があることを知り、それはモノづくりが抱える課題であると痛感いたしました。
本日タケウチさんが撮影された写真は、展示ブースのバックやパンフレット等に使用いたします。
プロカメラマン・タケウチトモユキさんによる写真がどんな風に出来上がったのか、どうぞお楽しみに!
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モデル:
高野家具製作所
代表 高野二郎
http://takanokagu.sunsun-net.com/index.html
撮影:
タケウチトモユキ写真事務所
代表 タケウチトモユキ
http://takephoto1.p2.weblife.me/index.html