デザインコンテスト コンペ 公募のNPO法人日本総合デザインサポート協会(JGDSA) 

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㈲吉田石材店へ見学に行きました!

大分県宇佐市にある老舗の石材店、『有限会社吉田石材店』に見学へ行ってきました!

 

新しいものづくりに挑戦していく当法人にとって、製造業社の開拓が肝となります。
今回は大分県商工労働部の友永さん・宇佐商工会議所の松浪さんにご紹介いただき、未だお付き合いの無かった、”石材”を扱う企業の工場見学をさせていただきました。

 

 

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国宝の『宇佐神宮』もある大分県宇佐市。(写真は車窓からの風景)

グリーンとブルーのコントラストが非常に美しい、雄大な自然が広がっていました。

 

 

創業以来四代にわたり続いているという老舗の石材店・吉田石材店の大きな特徴は、”国産の石”にこだわり続けているということ。
輸入の石を使った墓石が主流となっている中、吉田石材店では、お客様に”より良いものを提供したい”という想いから、厳選した国産の石(福岡県産・内垣石)を取り扱っているそうです。

 

 

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工場の中へ入るとすぐに、72インチ(約183cm)もの大口径の切削機がありました。

原石から切削して墓石にしていくため、工場内には数種類の大きさの切削機が揃っているようです。
写真だと迫力が分かりにくいかもしれませんが、これだけ大きな刃を見るのは初めてで、恐れおののいてしまいました…!

 

 

そして製造工程でどうしてもでてきてしまうという端材も見せていただきました。
何かに有効利用できないかと考えてらっしゃるようでした。

 

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材料全て使えたら一番いいのですが、端材は製造業につきものです。
しかしそれを当たり前とせず、我々に見せていただことで、”デザインの力で何とかできないか”と考えるきっかけとなりました。

企業のためは勿論、環境のため、人々のためにも、当協会の今後の課題がまた一つ見つかりました。

 

見学・撮影に快く了承してくださった吉田石材店の皆様、誠にありがとうございました!

今後ともよろしくお願いいたします!

 

 

有限会社吉田石材店

〒872-0011

大分県宇佐市大字岩保新田410-2

http://www.yoshida-sekizai.co.jp/

 

 

◎当法人では、デザイン案の具現化に協力してくださる企業を随時募集しております!お気軽にお声かけください。

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展示会に向けて撮影を行いました!

11月に開催される家具見本市『IFFT/インテリアライフスタイル リビング』に向けて、本日はメインビジュアルとなる写真撮影を行いました。

 
大分のモノづくりの息遣いと職人の技を感じられるような手元写真を撮るべく、モデルは職人歴45年の高野家具製作所・高野二郎さん、撮影はNHK大分放送局の写真コーナーで講師を務めるなど、県内を中心に活躍されているプロカメラマン・タケウチトモユキさんにお願いいたしました。

 

暑い中ご協力いただきまして、誠にありがとうございました!

 

 

 

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5~6種類の砥石を使用して丹念に鉋刃を研ぐ高野さん。

 

 

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鉋掛けをする手元の写真は丁度良いタイミングが難しく、その都度調節をして時間をかけて行われました。

 

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撮影中に高野さんが取り出したのは、『鉇(ヤリガンナ)』という室町時代以前に使われていた鉋。
名称通り槍のような形をしており、現在よく見かける台鉋が使われる以前は、この鉇(ヤリガンナ)を使用して木材の仕上げをしていたそうです。

機械化が進み職人が減っていく中、鉇(ヤリガンナ)を扱える人はもうそうそういらっしゃらないとか。

 

鉋でさえも電動式が主流となっている時代で、大変貴重な技を目の当たりにでき嬉しい反面、知らず知らずのうちに失われていく職人技や道具があることを知り、それはモノづくりが抱える課題であると痛感いたしました。

 

 

本日タケウチさんが撮影された写真は、展示ブースのバックやパンフレット等に使用いたします。

プロカメラマン・タケウチトモユキさんによる写真がどんな風に出来上がったのか、どうぞお楽しみに!

 

 

モデル:

高野家具製作所

代表 高野二郎

http://takanokagu.sunsun-net.com/index.html

 

撮影:

タケウチトモユキ写真事務所

代表 タケウチトモユキ

http://takephoto1.p2.weblife.me/index.html